「派遣かパートか…40代になってから、どっちを選べばいいのか分からなくなった」
そんな風に悩む方、実はすごく多いんですよね。
ブランクが長い、扶養内で働きたい、職場の人間関係が心配…40代女性の働き方には“選び方のコツ”があります。
この記事では、大手派遣会社で40代スタッフを300名以上フォローしてきた経験をもとに、「今の自分に合った働き方」を選ぶためのヒントをまとめました。
派遣とパート、それぞれの違いや向いている人の特徴、メリット・デメリットまでリアルに解説していきます。
40代 派遣 か パート か|状況別にどちらが向いているか比較
40代で仕事復帰を考える時、一番悩むのが「派遣とパート、どっちがいいの?」という問題。正直なところ、どちらも一長一短なんですよね。私も派遣営業をしていて、たくさんの40代女性から相談を受けてきましたが、
結論は「あなたの今の状況と3年後の希望で決まる」ということ。
それぞれの状況に応じて、どちらがベストなのか具体的に見ていきましょう。
子どもが小さく、週2〜3日・時短で働きたい
結論:パート一択
子どもが小さいうちは、断然パートがおすすめ。派遣だと「週3日・1日4時間」みたいな条件はかなり厳しいんですよね。実際、派遣の求人を見ると「週4日以上・1日6時間以上」が基本条件のものが多いんです。
パートなら「週2日・午前中のみ」や「学校の時間だけ」といった融通の利く職場が見つかりやすい。スーパーのレジや事務補助、コールセンターなど、主婦層をターゲットにしている職場が多いのも安心材料ですね。
時給は派遣より低くなりがちですが、子どもの急な体調不良でも理解してもらいやすいのは大きなメリット。「子どもファースト」で働けるのはパートの強みです。
子育てが落ち着き、そろそろしっかり働きたい
結論:派遣がおすすめ
子どもが中学生以上になって手が離れてきたら、派遣を検討してみてください。なぜなら、時給の差が大きいから。厚生労働省の調査によると、パート全体の平均月収は10万2,078円ですが、派遣なら月15万円以上も十分狙えます。
特に事務系の派遣なら、東京近郊で時給1,500円〜1,800円の求人も珍しくありません。週4日・1日7時間働けば、月収20万円も現実的。一般的にパートの月収は8万円〜12万円程度が相場なので、派遣との収入差は歴然としています。
ただし、派遣は契約期間があるので「3年で終了」のリスクも考慮しておく必要があります。それでも、しっかり稼ぎたいなら派遣の方が効率的ですね。
ブランクが長く、まずは短時間から始めたい
結論:パート(または紹介予定派遣)
10年以上のブランクがあるなら、まずはパートで慣らしていくのが無難。いきなり派遣でフルタイムに近い働き方をすると、体力的にも精神的にもきつくなる可能性があります。
パートなら「週2日から始めて、慣れたら週3日に」といった段階的な働き方ができる職場も多い。特に、清掃やデータ入力、軽作業系なら、ブランクがあっても始めやすいんです。
もし将来的に派遣も視野に入れているなら、「紹介予定派遣」という選択肢も。最初は派遣として働いて、お互いが納得すれば正社員になれる制度です。ブランクがある方にとって、段階的にステップアップできる良い仕組みだと思います。
在宅勤務がしたい
結論:派遣(ただし競争率は高い)
在宅勤務を希望するなら、派遣の方が選択肢は多いです。最近は在宅対応の派遣求人が増えていて、データ入力、コールセンター、Web制作サポートなどの案件があります。
パートでも在宅勤務はありますが、まだまだ少ないのが現状。派遣なら大手企業の在宅案件も多く、時給も1,200円〜1,500円程度と悪くありません。
ただし、在宅派遣は人気が高く競争率も激しい。PCスキルはもちろん、自己管理能力も重要視されるので、しっかりとした準備が必要ですね。
人間関係のストレスが不安
結論:派遣(営業担当のフォローあり)
職場の人間関係が心配なら、派遣の方が安心感があります。なぜなら、派遣会社の営業担当が間に入ってくれるから。もし職場でトラブルがあっても、営業担当に相談できるのは大きなメリットです。
パートの場合、直接雇用なので人間関係のトラブルは自分で解決する必要がある。「パートのおばちゃんグループに馴染めない」「上司との関係がギクシャク」といった問題も、自分で対処しなければなりません。
派遣なら、最悪の場合は契約更新のタイミングで別の職場に移ることも可能。精神的な逃げ道があるのは、不安な気持ちを和らげてくれますよね。
将来的にフルタイムで働きたい
結論:派遣から正社員登用を狙う
将来的に正社員を目指すなら、派遣からスタートするのがおすすめ。「紹介予定派遣」や「正社員登用制度」がある派遣先なら、実力次第で正社員への道が開けます。
パートから正社員への登用もありますが、派遣の方が大手企業とのつながりが強く、キャリアアップの機会も多いんです。特に事務系なら、派遣で経験を積んでから正社員になるパターンが増えています。
ただし、40代からの正社員転換は簡単ではありません。3年程度の中長期的な視点で、スキルアップも含めた戦略的な働き方が必要ですね。
家庭の都合で急な休みが多い
結論:パート(理解のある職場選びが重要)
介護や子どもの習い事で急な休みが多くなりそうなら、パートの方が融通が利きやすいです。特に、同じような境遇のスタッフが多い職場なら、お互いにフォローし合える環境があります。
派遣の場合、契約に基づいた勤務が基本なので、頻繁な休みは契約更新に影響する可能性も。営業担当に相談はできますが、派遣先企業の理解が得られないケースもあるんですよね。
パートなら面接の時点で「月に2〜3回、急な休みをいただく可能性があります」と伝えておけば、理解のある職場を選ぶことができます。正直に話すことで、後々のトラブルも避けられますしね。
40代 扶養内 派遣とパートの違い【収入・時給・条件面・環境面】
扶養内で働きたい40代女性にとって、派遣とパートの違いは想像以上に大きいんです。同じ「扶養内」でも、収入面から働き方まで、かなり差が出てくるのが現実。実際に派遣営業をしていて感じるのは、「扶養内だから同じでしょ?」と思っている方が多いということ。
でも実は、扶養内での働き方こそ、派遣とパートの特徴がはっきり分かれるんですよね。具体的に見ていきましょう。
収入の違い|130万円の壁と年収調整のしやすさ
- 扶養内で働くなら「年収130万円以内」がひとつの目安
- パートは月ごとに勤務調整しやすく、年末の調整もしやすい
- 派遣は契約制が多く、柔軟な調整は難しい傾向
扶養内で働くなら「年収130万円以内」がひとつの目安。この130万円を超えると社会保険の扶養から外れてしまい、自分で健康保険料や厚生年金を支払う必要があります。
年収調整のしやすさで言うと、圧倒的にパートの方が楽です。パートなら「今月はちょっと働きすぎたから、来月はシフトを減らそう」といった調整が比較的簡単。12月になって「あ、130万円超えそう!」となっても、勤務時間を調整してもらえることが多いんです。
一方、派遣は契約制なので、柔軟な調整は難しい傾向があります。「今月だけ時短で」「年末だけ休みたい」といった要望は、派遣先企業の都合もあるので、なかなか通りにくいのが実情。ただし、2023年10月から始まった「年収の壁・支援強化パッケージ」により、繁忙期の残業などで一時的に130万円を超えた場合でも、事業主が証明すれば最大2年間(連続2回まで)扶養に留まることができるようになりました。
時給の違い|パートは安定、派遣は高時給だが落とし穴も
- パートの時給は平均1000〜1100円台。昇給は少なめ
- 事務派遣は平均で1200〜1500円程度(東京近郊なら1700円超も)
- ただし、時短や扶養内に絞ると「選べる求人が一気に減る」
時給面では派遣の方が有利です。パートの時給は全国平均で1,000円〜1,200円程度が相場ですが、派遣社員の平均時給は全国で1,528円、三大都市圏では1,584円となっています。
特に事務系の派遣なら、一般事務で平均時給1,381円、東京近郊なら1,500円〜1,700円の求人も珍しくありません。パートの事務なら時給1,100円〜1,300円程度なので、明らかに派遣の方が高収入。
ただし、ここに落とし穴があります。扶養内に絞って派遣を探すと、選べる求人が一気に減るんです。多くの派遣求人は「週4日以上・1日6時間以上」が基本。扶養内で働ける「週3日・時短」の案件は競争率も高く、なかなか見つからないのが現実です。
条件面の違い|扶養内で働きやすいのはパート
- パートは週2〜3日、1日4時間などの条件も通りやすい
- 派遣は1日6時間以上・週4以上が基本(例外はある)
- 派遣で扶養内を目指すなら、「週3・時短」の3社以上の登録で選択肢を広げる
扶養内での働きやすさは、圧倒的にパートの方が上です。パートなら「週2〜3日、1日4時間」といった条件も通りやすく、扶養内を前提とした求人がたくさんあります。
派遣の場合、基本的には「1日6時間以上・週4日以上」の案件が中心。扶養内で働ける派遣案件もありますが、数が限られているのが実情です。派遣で扶養内を目指すなら、複数の派遣会社(最低でも3社以上)に登録して、選択肢を広げることが必要になります。
また、派遣は契約期間が決まっているので、「子どもの長期休暇中だけ休みたい」「介護で急に休むことがある」といった融通は利きにくい。パートなら面接の段階で相談できますが、派遣は契約上の制約があるので要注意です。
環境面の違い|雇用主・人間関係・フォロー体制にも差
雇用主の違いも大きなポイント。パートは直接雇用なので、職場の人たちとも仲間意識が生まれやすく、長期的に働きやすい環境が多いです。困ったことがあれば、直接上司や同僚に相談できるのもメリット。
派遣の場合、雇用主は派遣会社なので、職場での立ち位置は少し特殊。良い面としては、人間関係がドライで楽だということ。悪い面としては、職場の飲み会や行事に参加しにくく、疎外感を感じることもあります。
ただし、派遣なら営業担当のフォローがあるのは大きな安心材料。職場でトラブルがあっても営業担当に相談できるし、契約更新のタイミングで職場を変えることも可能です。パートの場合、人間関係で悩んでも自分で解決するか、転職するしかありません。
40代で派遣を選ぶメリット
時給が高く、短時間でも収入が安定しやすい
派遣はパートよりも平均時給が高く、少ない勤務日数でも月8〜10万円を目指しやすいのが魅力です。
特に扶養内で働きたい人にとって、「週3でも生活にゆとりが出る」というのは大きなメリット。
私が実際に担当していた方でも、週4・1日6時間勤務で手取り10万円近く稼いでいた方もいました。
「時短でも時給が高い」というのは、やっぱり安心材料になります。
職場の人間関係がドライでラク
派遣社員はあくまで“契約上の外部スタッフ”という位置づけなので、職場で過度に干渉されることが少ないです。
パートだと、昔からのメンバー同士の距離感が近くて「なじめない」「気を遣いすぎる」と悩む方も多いんですよね。。
その点、派遣は“お互いに業務だけ割り切って関わる”くらいがちょうどいい。人間関係でストレスをためやすい方には特に向いています。
困ったときに営業担当が間に入ってくれる
派遣には、派遣会社の営業担当やコーディネーターがつくのが大きな特徴です。
「職場で相談しづらいこと」「契約条件のすり合わせ」「突然の家庭の事情」など、直接は言いにくいことも営業担当が代わりに伝えてくれるんですよね。
特に40代以降は、そういう“クッションの存在”がありがたく感じる場面も多くなります。
有給消化や残業などをしっかり管理してくれる
派遣は「労働条件の管理が法律で義務づけられている」ので、残業代や有給、休憩時間などが正しく管理されやすいのも特徴です。
パートだと「なんとなくサービス残業」「有給を取りづらい雰囲気」がありがちですが、派遣はそのあたりがかなりクリア。
労働時間を守って働きたい人には、安心して働ける仕組みが整っています。
ライフスタイルに合わせて辞めやすい・変えやすい
派遣は基本的に「◯カ月契約」でスタートするので、あらかじめ“終わりがある働き方”として始められるのが最大の特徴。
子育てや介護など、生活が変わりやすい40代にとっては、「また次を紹介してもらえる」という流動性のある働き方が合うケースも多いです。
私が担当した方でも「1年半ごとに条件を見直して、働き方を変えていけたのが良かった」と話してくれた方もいました。
40代で派遣を選ぶデメリット3つ
求人が少ない時期は仕事が見つかりにくい
派遣は希望条件に合えば高時給・好環境で働けますが、40代以上&扶養内や時短希望となると、一気に選べる求人が減ることもあります。
特に「年末年始」や「夏休み明け」のタイミングは求人が少なめで、“待ち時間”が発生する可能性もあるんですよね。。
紹介された求人がすべて希望に合うわけではない、という点は事前に覚悟しておいたほうが気がラクです。
勤務先での“仲間意識”が得られにくいことも
派遣社員はあくまで「外部スタッフ」。正社員や契約社員に比べると、社内イベントや飲み会などから自然と距離を置かれることもあります。
人によっては「仕事に集中できてちょうどいい」と感じる反面、**「なんとなく孤立してる気がして寂しい…」**と感じる方も。
特にアットホームな職場を希望する方には、少しギャップがあるかもしれません。
契約更新されなければ終了。安定感に不安を覚えることも
派遣は「契約満了=終了」が基本なので、常に“次の契約があるか”という不安がつきまとうこともあります。
ただし、経験を積めば紹介される数も増えますし、途中終了されるケースはまれ。
とはいえ、正社員や長期パートと比べて“職場が固定されない”点には注意が必要です。
40代で派遣を選ぶときに意識しておきたい5つのポイント
新たに学ぶ意欲を出しておく
派遣は「即戦力」を求められるイメージがありますが、40代未経験でスタートしている方もたくさんいます。
ただし、「今までの経験だけで通用する」と思ってしまうと選べる仕事が限られてしまうのも現実。。
パソコン操作や敬語・報連相など、基本的なビジネスマナーは“これから身につける”気持ちで構えておくのが正解です。
むしろ、素直に学ぶ姿勢がある40代の方はとても評価されやすいですよ。
勤務開始のタイミングは余裕を持っておく
「今すぐ働きたい」と思っていても、実際に仕事が始まるのは1カ月後…なんてことも珍しくありません。
特に派遣では、事前面談・契約書類・研修などが発生することも多く、“来週から”と考えると焦ってしまうかも。
理想は「希望の1カ月〜1.5カ月前には登録・応募を済ませておく」こと。余裕があると、条件の良い求人にも巡り合いやすくなります。
職場に“なじめない”可能性も想定しておく
派遣先では歓迎されることも多いですが、職場の雰囲気になじめず孤立感を覚えることもゼロではありません。
特に、長年同じメンバーで回しているような職場に1人で飛び込むと「話しかけづらいな…」と感じることも。
ただ、派遣は**「人間関係が薄い働き方」でもあるので、“割り切り”ができる人には向いています。**
「無理に仲良くならなくてもいい」くらいの感覚を持っておくと、気持ちが楽になりますよ。
就業条件やルールを契約前にしっかり確認する
「週3のはずが途中で週5に…」「残業なしと聞いていたのに実際はある」――
こういったトラブル、実は“契約時の確認不足”が原因になっていることが多いんです。
勤務日数、就業時間、交通費の支給有無、残業の有無、有給の取りやすさ…
細かいことでも、「派遣会社の担当者に質問することを遠慮しない」ことが大切です。
派遣会社との相性も“超”大事
どんなに条件が良い求人でも、派遣会社との相性が悪いと後悔する人は本当に多いです。
たとえば「連絡が遅い」「こちらの希望を全く聞いてくれない」「相談しても“慣れてください”の一言」など…。
逆に、親身になってくれる担当者に当たると、不安なく働き始められるんですよね。
登録時の電話や面談の対応をしっかり見て、「ここなら任せてもいいかも」と思える会社を選びましょう。
派遣で働くなら。40代女性におすすめの会社3選
派遣は“希望条件とのマッチング”が命。まずは2〜3社に登録して、相性を見ながら進めるのがベストです。
「紹介が早かった」「担当が丁寧だった」など、実際にやりとりして見えてくることも多いですよ。
- ランスタッド:在宅対応や主婦層向けの求人が見つかりやすい
- スタッフサービス:求人数の豊富さで柔軟な条件も通りやすい
- アデコ(Adecco 2.5):無期雇用制度つきで安定性◎
ランスタッド|在宅案件や柔軟な働き方に強み
- 特徴:外資系の強みを活かした“自由な働き方支援”の求人が豊富
- こんな人におすすめ:テンプやリクスタなどの選考に悩んでいる。在宅勤や、子育てとの両立が必要な方
- ポイント:ハイブリッド勤務、週3〜のオフィスワークなども一部対応
- 安心感:サポート担当が丁寧で、ヒアリング力に定評あり
スタッフサービス|求人数が豊富で扶養内・未経験にも対応
- 特徴:全国トップクラスの案件数。地方でも求人が豊富
- こんな人におすすめ:今すぐ仕事を始めたい、扶養内で働きたい方
- ポイント:週3日〜・時短OKの案件が多数。登録後すぐに紹介が始まるスピード感
- 安心感:事務未経験・ブランク歓迎の求人が多く、40代からの復帰にも向いている
アデコ(Adecco 2.5)|将来を見据えた無期雇用派遣が魅力
- 特徴:他社での稼働歴もカウントしてくれる「アデコ2.5」がすごい
- こんな人におすすめ:ブランクが長い方、派遣からキャリアを立て直したい方
- ポイント:eラーニングやキャリア相談あり。短時間勤務や扶養内案件も一部あり
- 安心感:大手企業の実績多数。
40代で派遣かパートか迷う人によくある質問
何でも良いから正社員になっておくべきですか
A:一概に“正社員=正解”ではありません。
確かに、正社員は雇用が安定しているように見えますが、40代で「家庭と両立できない環境」「残業が多い職場」に入ってしまうと、結局すぐ辞めることになるケースもあります。
正社員かどうかよりも、「今の自分の生活や体力に合った働き方かどうか」が大切。
そのうえで、「後に正社員を目指すなら派遣で経験を積む」というルートも十分アリです。焦って選ぶより、自分の優先順位を明確にしておくことが、結果的に後悔しない道につながります。
50代目前で派遣で3年後に契約終了になってしまわないか不安です
A:不安に思う方は多いですが、実際は“終了=働けない”ではありません。
派遣は確かに「同じ職場での3年ルール(※)」がありますが、それは“同じ職場に在籍し続けられない”というだけで、他の職場に移って働き続けることは可能です。
また40代・50代の方は、派遣会社の無期雇用になってそのまま同じ派遣先を続けたりすることも。
「同じ現場に縛られない=次の選択肢が広がる」という見方もあるので、むやみに不安になる必要はありません。
※労働者派遣法で、派遣社員は同じ部署に最長3年までと定められています(出典:厚生労働省)
40代なら派遣にどれくらいエントリーするべきですか
A:理想は“同時に5〜10件”程度。迷っているならまずは数を打つのがコツです。
40代の場合、年齢だけで落とされることも増え、さらに希望条件が細かい人ほど通過率は下がります。
そのため、「週3・扶養内・残業なし・駅チカ・在宅可」など希望が多い方ほど、1件ずつじっくり応募するよりも、複数エントリーして反応を見ていくのが現実的です。
また、派遣会社ごとに持っている求人が違うので、2〜3社に登録して、同じ希望を伝えてみるのも◎。 担当者の対応力を見る機会にもなります。
まとめ|派遣かパートか。40代女性の選択は“条件と3年後を見据えて”
40代になると、家庭の事情や体力的な問題、ブランクの長さなどで「もう選べないんじゃないか…」と感じてしまう方も多いです。
でも実際は、派遣にもパートにもそれぞれの良さとリスクがあり、「どちらが正解」ではなく「どちらが“今の自分に合うか”」を軸に選ぶのがいちばんの近道。
特に派遣の場合は、「いつまでにどうなりたいか」「どこまで家庭とのバランスを取りたいか」まで見据えておくと、次のステップを選びやすくなります。
例えば、「3年後にフルタイムも視野に入れたい」なら派遣をベースに、「子どもが小さいうちは週2で働けたらOK」ならパートを軸に…というように。
年齢ではなく、“働き方の優先順位”と“未来のイメージ”で選ぶ。
その視点を持てるだけで、納得のいく選択ができるはずです。